兵庫教育大で100円弁当販売 世界の料理も登場、コロナ禍の学生支援
2021/12/21 05:30
ご当地の味に彩られた100円弁当=兵庫教育大
長引く新型コロナウイルス禍で経済的に不安を感じる学生をサポートしようと兵庫教育大(兵庫県加東市下久米)の学内食堂で100円弁当が販売されている。世界各国や日本の各地方の味を盛り込んだご当地メニュー。学生向けに限定30食で、すぐに売り切れるほど好評を集めている。
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同大事務局の若手職員チームが修学支援のため考案した。弁当は500円相当だが、同大基金を使い100円で販売。基金への寄付者から「しっかりご飯を食べて元気に過ごして」との思いを込めているという。
コロナ禍で思うように旅行ができないことから、弁当で旅行気分を味わってもらおうと、日々のメニューは青森や広島、イタリア、中国など、国内外のご当地料理で彩る。来年1月までの限定販売としている。
韓国からの留学生(25)は「100円は本当に助かる。韓国のメニューが出たこともある。コロナの影響で3年間、帰国できていないので懐かしかった」と笑顔で話していた。(中西大二)