多可町の杉原紙使ったお守り6色 播州成田山で元日から授与

2021/12/24 05:30

杉原紙研究所の手すき和紙で作られたカラフルなお守り=多可町加美区鳥羽

 交通安全祈願などで知られる寺院、播州成田山(兵庫県西脇市小坂町)が、同県多可町の伝統工芸、杉原紙を使ったお守りを制作した。試験合格や開運招福などの御利益が得られるという。2022年の元日から授与を始める。 関連ニュース まるで「ツバメ団地」、軒下に50個近い巣 ふんよけの傘カラフルに 丹波篠山のゴルフ場 雇用促進、地域活性へ協定 丹波市とリクルート 28日にはセミナー 温室ガス排出48%削減 2030年度までに 加古川市、目標改定へ

 同寺は北播磨の地場産品に着目し、今年の正月には播州織を使ったお守りも作った。杉原紙は同町の杉原紙研究所(加美区鳥羽)で作られ、紙にのりを塗って手もみし、水などにも耐えられる加工を施している。袋の中には不動明王のお守りが入っているという。
 仏教で如来の精神や知恵を表す「五色(ごしき)」に白を加えた6色を用意。表面には大きく「和」と書かれ、同寺の笹倉照暉主管(43)は「『和紙』なので和やかで家庭円満に、破れにくいので試験合格や勝ち守りにしてほしい」。藤田尚志所長(50)も「カラフルでかわいらしく仕上がった」とPRしている。(伊田雄馬)

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