兵庫県小野市は、新型コロナウイルスワクチンの接種済証を入れるオリジナルケースを製作した。4万枚を準備しており、集団接種会場や個別接種が行われる医療機関で配布している。
イベントや飲食店の利用時に接種済証の提示を求める企業や団体などが増加。だが、2回目接種から期間が空いたことから、接種済証を紛失した市民も少なくない。また、サービスが始まった電子証明書も、スマートフォンを持たない高齢者らは利用が難しい。
市民らの声を受け、3回目の接種済証の保管を手助けしようと、オリジナルのケースを製作した。大きさは縦12センチ、横22センチで、国宝浄土寺などの市内の名所がプリントされている。
市健康増進課は「これで紛失しにくくなると思う。3回目の接種を終えても、引き続き感染対策は怠らないでほしい」としている。(杉山雅崇)
