「早く打ちたかった」 高齢者らの3回目接種始まる 西脇、加東市

2022/02/02 05:30

ワクチン接種を受ける高齢者=西脇市郷瀬町

 65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が1日、兵庫県西脇市、加東市で始まった。北播磨地域では1月下旬から1日当たり100人を超える新規感染が続いており、追加接種による感染抑止に期待が集まる。 関連ニュース 加古川市、監査委員にプロ棋士で公認会計士、船江七段を起用へ 加古川の飲食店で食事した21人が食中毒 3人からノロウイルス検出 高砂に誕生!「農菓みきや」で感じる食と農のつながり

 西脇市では同市郷瀬町の旧市民会館で集団接種が始まり、初日は約300人が接種を受けた。
 接種は火、木、土曜の午後に実施し、1週間に1300人のペースで進む。会場では1、2回目に比べて厚着の来場者が多く、肩を出すのに苦労する姿も目立った。接種を終えた同市の男性(77)は「まだ身の回りに感染者はいないが、安全のため早く打ちたいと思っていた」と安心した様子だった。
 また、西脇病院は同日、外来患者の個別接種の予約受け付けを開始した。居住地は問わず、接種券を持つ患者が対象。接種日は毎週木曜で、外来診察後に予約を受け付けるという。
 一方、加東市では市内医療機関で個別接種がスタート。1日時点で、高齢者約7千人が予約を申し込んでおり、集団接種は4日午後から加東市役所2階201会議室で始まる。
 県の大規模接種会場で基礎疾患を持つ人や妊婦、福祉施設従事者らへ接種が前倒しされることを受け、同市は2日、64歳以下で昨年8月31日までに2回目接種を終えた市民に接種券を発送する。(伊田雄馬、中西大二)
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 西脇市コールセンターTEL0795・22・3300▽加東市コールセンターTEL0570・050・099、またはTEL0795・43・0077

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