兵庫県小野市敷地町の和菓子店「彩菓工房もちの実」が、同市の加古川堤防沿いの人気スポット「おおべ逆さ桜」をイメージした「逆さ桜まんじゅう」を考案した。淡い水色がのった生地と桜色の餡(あん)が特徴で、常連客から好評を集めている。
同店は、同県加古川市の和菓子店で修業を積んだ神榮聡さん(41)らが2年前にオープン。イチゴやミカンを使ったフルーツ大福などで人気を集めている。
逆さ桜まんじゅうは、逆さ桜アピールの一環として、地元住民から昨年末に依頼を受けた。開花シーズンに合わせて販売を始めた。
酒まんじゅうをベースに、表面には水田の水をイメージした青色をさりげなく配置し、餡は天然の紅麹(こうじ)を使って美しい桜色に。ほのかに酒が香る優しい味わいが特徴の逸品だ。
今月3日に逆さ桜が見られる「おの桜づつみ回廊」で配布したところ、好評を博した。店頭販売でも売れ行きは好調という。神榮さんは「依頼に応える商品を開発できて良かった。逆さ桜を見に来るついでに、ぜひ買ってみてほしい」と話している。
1個151円(税込み、なくなり次第終了)。午前10時~午後6時。月曜定休(月曜祝日の場合は翌日休み)。もちの実TEL0794・69・0031
(杉山雅崇)
