「貴重品は置かないで」「不審者見たら通報を」空き家荒らしの被害増加、対策呼び掛け 加西署管内
2022/06/30 05:30
兵庫県警加西署=加西市北条町東高室
兵庫県警加西署管内で空き巣や倉庫荒らしなどの侵入窃盗被害が増えている。昨年は1年間で14件だったが、同署によると、今年は6月下旬までに既に11件が発生。空き家が荒らされる被害が目立つという。
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空き家荒らしは、元住人の親族や親戚が掃除などに訪れた際に被害に気付くケースが多い。室内が物色されていたり、窓や鍵を壊されていたりするという。普段は無人のため、侵入された形跡があっても「盗まれたものが分からない」「何も盗まれていないと思う」と話す被害者もいる。
被害が相次ぐ中、加西署は「貴重品を置かないように」と対策を呼び掛ける。夜間に人がいない店舗、倉庫などの被害も発生しており、周辺住民に「不審な人物を見つければ通報してほしい」と協力を求めている。(敏蔭潤子)