小野市がワクチン夜間集団接種を開始 初日は300人が利用
2022/08/12 05:30
夜間集団接種を受ける市民=小野市王子町
新型コロナウイルスの感染者増加を受け、兵庫県小野市は10日、市伝統産業会館(同市王子町)で夜間のワクチン集団接種を始めた。初日は夏休み中の学生や仕事帰りの会社員ら約300人が3、4回目のワクチンを接種した。
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コロナ流行「第7波」で市内の感染者は過去最大規模に急増。若年世代の感染が相次ぎ、同市が仕事帰りでも接種しやすい夜間接種を企画した。
同市によると、当初10、11日に準備した接種枠のほか、18日の追加日程も埋まり、市民の意識向上がみられるという。市は25日に昼間の日程を再追加した。
10日は、午後5時すぎから仕事を終えた市民らが訪れ、接種手続きを行った。3回目を済ませた高校3年生の男子生徒(17)は「ワクチンに悪い意識は持っていなかったので打った。重症化を抑えてくれることを願います」と話していた。(杉山雅崇)
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