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KOKOROスケールの活用について話す片岡洋祐チームリーダー=神戸市中央区港島南町6
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KOKOROスケールの活用について話す片岡洋祐チームリーダー=神戸市中央区港島南町6
KOKOROスケールを活用して開発された音楽CD
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KOKOROスケールを活用して開発された音楽CD

 人の気分を数値化し、その変化を座標軸に示すシステム「KOKORO(こころ)スケール」を活用し、涼しさを感じたり、疲労感を解消したりする2種の音楽CDが開発された。システムを手掛けた理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター(神戸市中央区)は「CDだけでなく、より快適な製品作りやサービスに役立てたい」としている。(金井恒幸)

 センターは安心感や不安感、わくわく感、いらいら感などの気分を、ゼロから100の数値にしてスマートフォンなどで入力してもらい、グラフで見せるシステムを開発。例えば、安心感と不安感を横軸と縦軸に取ることで、時間の経過ごとの心の変化を見ることができる。

 これまでの気分調査は、設問に答える方式が多く、回答時の気分を示すものだが、このシステムは数値化することで時間経過による変化や微妙な心模様の違いが分かる。

 センターは特許を出願したほか、システムを活用するベンチャー企業「Kokorotics(ココロティクス)」(神戸市中央区)を7月に設立した。

 涼しさを感じさせるCDの製作では、システムを使って21人に回答してもらい、効果の高かった「せせらぎ」「波」など8種類の音を選択。疲労解消用のCDは、小鳥のさえずり音などで構成し、仕事を終えた後の20人を対象にシステムで検証したという。

 CD以外でも、スポーツジムの運動で気分が改善するかどうかや、ソファなどの住宅製品の使い心地をシステムで調査し、結果を事業者や企業に伝えてきた。40代社員の気分調査では、平日の起床時には仕事のことを考えて不安が大きいが、休日朝は不安が軽減されることが確認できた。

 同センターチームリーダーでココロティクス社長の片岡洋祐(ようすけ)さん(50)は「こころスケールで妻の気分もリアルタイムで分かる。気分が悪いとき、夫が口論を避ければ、夫婦げんかが減るのでは」と話していた。

 CDは音楽・映像制作会社のデラ(東京都)が発売。TEL03・6893・2115(平日午前10時~午後5時)

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