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CFS(慢性疲労症候群)市民公開セミナーで病態や症例を解説する倉恒弘彦・関西福祉科学大教授=大阪市阿倍野区
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CFS(慢性疲労症候群)市民公開セミナーで病態や症例を解説する倉恒弘彦・関西福祉科学大教授=大阪市阿倍野区

 日常生活ができないほどの倦(けん)怠(たい)感に苦しむ「慢性疲労症候群(CFS)」患者を支援する団体が13日、大阪市内で市民公開セミナーを開いた。重症患者は寝たきりの状態だが、医療従事者でも認知度が低く、十分な医療、社会的な支援が受けられていないといい、出席者らから医療体制の充実や公的支援を求める声が上がった。

 CFSは、これまで健康に生活していた人が突然原因不明の激しい倦怠感に襲われ、発熱、頭痛、脱力感、思考力の障害などが起こる病気。日本には推定三十数万人の患者がいるとされる。

 昨年11月、医師や患者、ソーシャルワーカーらで「CFS支援ネットワーク」を発足。青森、秋田県に続き、関西では初めてセミナーとなり、兵庫県、大阪府などから患者や家族ら50~60人が出席した。

 最初に、厚生労働省CFS研究班代表で、関西福祉科学大の倉恒弘彦教授が講演。患者の事例を紹介し、「改善している人もいるが、重症化して回復のめどが立たない人も25%程度いる。重症者への公的な支援が必要だ」と語った。

 このほか、社会保険労務士からは患者の障害年金認定事例などが紹介され、患者や家族らから質問が相次いだ。

 主催した支援ネット会長の石川真紀さん(43)も6年前に発症した患者。自宅のある青森市から大阪まで電動車いすで通院しており、「この病気への理解が乏しく、診てもらえる病院は少ない。各地域の拠点病院で治療を受けられるようにしてほしい」と訴えた。

 支援ネットはホームページを開設し、CFSに関する情報を発信している。

(中部 剛)

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