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建て替え後の甲南病院の予想図
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建て替え後の甲南病院の予想図

 神戸市東灘区の山の手に位置する甲南病院が、再編を進めている。築80年を超える本館などを取り壊し、新たに地上7階、地下2階の病院として整備する。3月に本体工事に着手し、2022年初めに完成の見通しで、系列の六甲アイランド甲南病院との一体的な運用も図る。「神戸大医学部との連携を強化し、神戸市東部の基幹病院としたい」とする。(武藤邦生)

 甲南病院は1934(昭和9)年開院。内科、外科、小児科、皮膚科、泌尿器科など17診療科があり、病床数は380床(建て替えにより現在は260床)。1日に約560人が外来診療を受ける。

 開院当初に建てられた本館は老朽化が著しく、建て替えを決定。現在の本館、南館、東館、新館のうち本館、南館を解体し、新たに新本館(西棟、北棟)、新南館を建設する。東館は医局や管理部門が入る管理棟に改修。新館は一般病棟、小児病棟などを入れる。

 同時に、同じ一般財団法人が運営する六甲アイランド甲南病院(東灘区)と機能を統合。甲南病院は急性期医療に特化し、480床に増やす。手術室は3室から10室に増強し、診療科は29科とする。駐車場も60台分から170台分に増やし、さらなる拡大も図る。

 一方、六甲アイランド甲南病院は、リハビリテーション機能を強化した回復期医療を中心に据える。病床数は現在の302床から181床に減らすが、外来機能は維持する。

 甲南病院本館の建て替えを巡っては、戦前からの地域の象徴的な建築物として、日本建築学会近畿支部が昨年12月、保存と活用を病院側に申し入れた。同病院の熊谷博事務部長は「耐震基準が現行法に合わず、廊下幅も現在の医療法を満たしていない。今の施設では、現代の高度医療を担うのは困難だ」と話す。

 神戸大とは2014年から連携推進委員会を設け、これまで13回の会合を開催。今年1月、同大の肝胆膵(すい)外科教授だった具英成(ぐえいせい)医師が院長に就いた。

 具院長は「高い技術と志を持った医療人が集い、高品質で納得できる医療を提供する病院としたい」と話す。

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