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小山英則主任教授
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小山英則主任教授
角谷学助教
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角谷学助教

 体内の抗体と結合した甲状腺刺激ホルモンの値が、睡眠の質と深く関係していることを兵庫医科大(西宮市)の小山英則主任教授と角谷(かどや)学助教らの研究グループが突き止めた。睡眠障害の新たな診断指標や、睡眠が影響するとされる糖尿病の発症リスクを予測する指標となる可能性がある。13日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に発表した。

 これまで甲状腺刺激ホルモン(TSH)が抗体「IgG」と結びついた「マクロTSH」は、TSHの値が異常に高いものの、甲状腺疾患のない人の血液に存在していることが確認されていた。

 グループは、TSHの値が正常な生活習慣病患者314人について、血液中のマクロTSHを調査。その結果、ほとんどの人でTSHの60~90%がマクロTSHの状態にあり、TSHが正常な場合でも多く含まれていることが分かった。

 睡眠との関連を調べると、マクロTSHの値が高い人は、比較的低い人よりも寝ている間に体が動く割合が高く、就寝中に実際に眠った割合を示す睡眠効率も悪かった。また、生活習慣病の中でも肥満や糖尿病患者にマクロTSHの値の高い人が目立った。小山主任教授は「今後、さらに患者の母数を増やして研究を進めたい」としている。(森 信弘)

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