医療

医療トップへ
医療ニュース
  • 印刷
他人のiPS細胞を使った世界初の手術を終え、記者会見する理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダー(右)と神戸市立医療センター中央市民病院の栗本康夫眼科部長=神戸市中央区港島南町2、同病院
拡大
他人のiPS細胞を使った世界初の手術を終え、記者会見する理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダー(右)と神戸市立医療センター中央市民病院の栗本康夫眼科部長=神戸市中央区港島南町2、同病院

 他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の移植手術が28日、神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)で行われた。本人の細胞を使った1例目の移植から2年半。「夢の万能細胞」による再生医療は、他人の細胞を使う方法へとかじを切った。理化学研究所多細胞システム形成研究センターの高橋政代プロジェクトリーダーは「やっと富士山の5合目。まだ始まりのよう」と、実用化に向けて気を引き締めた。

 手術から約3時間後、高橋氏が記者会見場に姿を見せた。前回のジャケット姿と違い、白衣姿。手術が無事、終了したことを報告し、「ここから急峻(きゅうしゅん)な山頂までの道がある。(他人の細胞を移植した)今回はこれからの拒絶反応が肝」と緊張感をにじませた。「手術だけでこの治療の成否は言えない」と、予定する5人程度の移植を終えるまでは、経過の発表を控えたいとし、理解を求めた。

 執刀したのは、1例目と同じ同病院の栗本康夫眼科部長。「今回の方法は、リアルに普及できるような治療法。絶対に成功させる信念を持って臨んだ」と前を見据えた。拒絶反応は手術後2週間、数カ月、半年たっても出る場合があるといい「気を抜かずにやっていきたい」と話した。(山路 進、田中陽一)

医療ニュースの新着写真
医療ニュースの最新

天気(6月29日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 60%

  • 29℃
  • ---℃
  • 50%

  • 27℃
  • ---℃
  • 60%

  • 29℃
  • ---℃
  • 50%

お知らせ