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 神戸市中央区の兵庫県災害医療センターで開かれてきた「災害派遣医療チーム(DMAT)」の養成研修が、通算100回目となった。2006年9月に始まり、10年半で4679人の隊員を全国に送り出した。14日で発生から1年となる熊本地震でも、兵庫で学んだ隊員らが被災地に入り、負傷者の治療や搬送を担った。(高田康夫)

 阪神・淡路大震災で多くの外傷者が適切な治療を受けられなかった教訓などから、国は05年に日本DMAT隊員の養成を開始。当初は東京だけで研修をしていたが、より多くの隊員を育てるため、06年9月から西日本の拠点として同センターでの研修が始まった。以降、年間で計約500人が受講している。

 今年3月末時点の日本DMATの隊員は、全国で1571チーム、1万1443人。東日本大震災では、避難所での慢性疾患患者への対応や、他の医療団体への引き継ぎなどが課題となった。熊本地震では、前震で被災した病院から患者を避難させている最中に本震が発生。連続地震の恐れがある中で、どのように隊員らの安全性を担保するのかなど、災害が発生するたびに浮かび上がる教訓も養成研修に反映されている。

 100回目の研修には、全国から医師と看護師、薬剤師や放射線技師などによる調整員の計56人が参加。12~15日の日程で、机上訓練や三木市の県広域防災センターでの実践訓練を重ねる。救護所でのトリアージや診療などの医療訓練、通信手段が途絶えた場合の衛星携帯電話の使い方、食料の確保などについて、被災地での活動を経験してきた講師らが指導している。

 中山伸一センター長(62)は「他にもさまざまな医療福祉関係のチームができている中、連動させていくためのまとめ役や司令塔をどう育てるかがこれからの課題だ」と話す。

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