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「赤ちゃんの四季」を執筆した中村肇さん=神戸市灘区岩屋北町
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「赤ちゃんの四季」を執筆した中村肇さん=神戸市灘区岩屋北町

 神戸大名誉教授で小児科医の中村肇さん(77)=神戸市東灘区=が、社会の役割としての子育て論をつづった「赤ちゃんの四季」を出版した。

 中村さんは新生児や未熟児の研究が専門。同大医学部教授や兵庫県立こども病院院長、阪神北広域救急医療財団理事長などを歴任。著書は、県予防医学協会発行の機関誌「あすの健康」に2001年9月からこれまで、年4回にわたって執筆してきたコラム計64編を一冊にまとめた。

 8章構成で、子どもが本来持っている能力を自然体で伸ばすことの重要性が一貫して述べられている。市場経済主義や競争に突き進む大人社会に対しても警鐘を鳴らし、育児中の母親だけでなく、幅広い世代で読める内容。実際に関わった患者の子どもだけでなく、孫や妻との触れ合いの中にもテーマを得たという。

 中村さんは「少子化の中、子どもを大切にと叫ばれるが、実情は取り残されている。子育ては一番無駄が多く、効率化の言葉は当てはまらない。子どもの幸せは大人の幸せ。社会で上手に育てよう」と話す。

 県予防医学協会発行。神戸・阪神間の幼稚園や保育園、神戸市医師会所属の小児科、産科病院など約500カ所に寄贈する。県内の書店で販売。1080円。神戸新聞総合出版センターTEL078・362・7140

(東方利之)

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