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WHO神戸センター所長に就いたサラ・バーバーさん
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WHO神戸センター所長に就いたサラ・バーバーさん

 きっかけは大学時代のボランティアだった。タイの難民キャンプには、カンボジアから逃げてきた人たちが暮らしていた。不衛生で足りない水、コレラの大発生、精神的なストレス…。「過酷な状況を見て、公衆衛生の仕事に携わりたいと思うようになった」

 米国出身。保健政策の専門家で、現場の経験が豊富だ。世界保健機関(WHO)ではカンボジアやインドネシア、中国など発展途上国で保健制度の立て直しなどに取り組んできた。医療経済や政策研究で論文をいくつも発表し、経済評価の博士号も持つ。

 前任地のアフリカ地域事務局では、保健政策アドバイザーを務めた。西アフリカで猛威を振るったエボラ出血熱などの「アウトブレイク」(大量発生)が再び起こった場合に備え、迅速に要員を派遣し調査するための仕組みづくりなどに携わった。

 WHO単独で唯一の研究機関である神戸センターへの赴任で、初めて日本を訪れた。WHOは、高齢化に直面する世界で全ての人が適切な医療を受けられることを目指しており「日本は超高齢社会で、国民皆保険制度もある。神戸から世界に教訓を発信したい」と意気込む。

 所長室の扉はいつもオープン。「スタッフはメールを送ってくるけど、本当はもっと会って話したい」と、笑顔を見せる。神戸市中央区在住。趣味はウオーキングで、週末は北野周辺などを歩く。米国オハイオ州に母やきょうだいが暮らす。51歳。(記事・森信弘、写真・後藤亮平)

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