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 兵庫県病院局は21日、県立こども病院(神戸市中央区)や県立尼崎総合医療センター(尼崎市)、県立がんセンター(明石市)で、1~5月に計4件の医療事故があったと発表した。いずれも今のところ後遺症はないという。

 こども病院では5月上旬、ビニール製エプロンを着けた看護師が心疾患のある生後10カ月の男児を抱いたまま、哺乳瓶を扱おうとして床に落下させた。頭頂部骨折は完治していない。今後は患者を抱きながらの業務を禁止し、滑りやすいビニールエプロンの使用は感染対策に限定する。

 同病院では5月下旬にも生後すぐの男児に排尿させるため、先端が風船状のバルーンカテーテルを使った際にミスが発生。ぼうこうに届く前にバルーンを膨らませ尿道を損傷した。後遺症が出ないか経過観察中。

 尼崎総合医療センターでは1月、胸部にCVポートという機器を埋め込んだ40代の男性が、首の痛みや腫れを訴えた。同機器に破損があり、体内で抗がん剤が漏れたことが5月になって判明。痛みと腫れは完治したという。

 がんセンターでは5月、60代男性の食道がんの放射線治療で過誤が判明した。治療が必要な2カ所のうち1カ所しか放射線を当てておらず急きょ、切除手術で対応した。男性は既に退院している。(黒田勝俊)

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