医療

医療ニュース
  • 印刷
先端医療振興財団が入る先端医療センター。構想20年の節目を迎え、今年4月、「神戸医療産業都市推進機構」に改組される=神戸市中央区港島南町2
拡大
先端医療振興財団が入る先端医療センター。構想20年の節目を迎え、今年4月、「神戸医療産業都市推進機構」に改組される=神戸市中央区港島南町2

 神戸医療産業都市(神戸・ポートアイランド2期)の中核的機関である先端医療振興財団(理事長=本庶佑(たすく)・京大名誉教授)が4月、「神戸医療産業都市推進機構」に改組し、進出企業や研究・医療機関のまとめ役として、国際展開、産学連携促進などの機能強化に乗り出すことが分かった。10月に構想の検討開始から20年を迎える国内最大級のバイオメディカルクラスター(集合体)は、内外の連携と交流を促進することで集積の相乗効果を高め、アジアを代表するクラスターを目指す。

 神戸医療産業都市は阪神・淡路大震災の復興プロジェクトとして、1998年10月に検討が始まった。その後、理化学研究所多細胞システム形成研究センターやスーパーコンピューター「京(けい)」などの研究機関、神戸市立医療センター中央市民病院や神戸アイセンターなどの高度病院群が集まり、進出企業数(昨年11月末時点)は344社を数える。

 20年の節目を前に、集積効果をさらに高めるため、神戸市は財団の改組によりクラスター全体の推進役を期待する。主立った研究機関、病院、企業による委員会を新機構内に設置し、交流を促進するとともにクラスターとしての提案や要望を行政に伝える。異分野間の人材教育や働く環境の向上などの自主的な取り組みもバックアップする。

 また、これまで十分ではなかった欧米などの国外クラスターとの交流・連携に向けて、新機構に専任のコーディネーターを複数採用し、国際共同研究や国外からの資金の獲得、企業の海外展開などを支援する。コーディネーターは国外でのPR活動や人脈形成を通じ、神戸の知名度アップを図る。企業と研究者を引き合わせるコーディネーターも増員し、イノベーション(技術革新)をもたらす研究の事業化を促進する。

 一方、研究部門(先端医療センター)は、看板の「再生医療」に特化するだけではなく、これまでの成果を活用し、「がん免疫」「老化」「認知症」など新たな治療法開発のニーズが強い領域の研究にも取り組む。そのため、新たな研究グループの設置も検討していく。

 広報PR戦略や20年記念事業などもクラスター全体で行う。新機構の理事長は財団に引き続いて本庶氏が務める。(森本尚樹、長尾亮太)

医療ニュースの新着写真
医療ニュースの最新
もっと見る

天気(1月23日)

  • 10℃
  • ---℃
  • 20%

  • 9℃
  • ---℃
  • 60%

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

  • 10℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ