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 兵庫県明石市が2020年度にも、障害者らを対象とした歯科診療所を、同市立市民病院(同市鷹匠町)の敷地内に移転整備する方針を固めたことが、同市への取材で分かった。現在、医師は非常勤だが、移転を機に常設化を図るとともに、全身麻酔が必要な障害者らに加え、高齢化で増加する認知症患者や重い病気がある患者らにも対応する。同市は18年度当初予算案に、設計費などを盛り込む方針。

 同市は障害者等歯科診療所(同市貴崎1)を、1991年に開設した。現在は同市歯科医師会が指定管理者となり、週2回、予約制で運用。パニックを起こさないよう精神障害者をケアしたり、肢体不自由者用の診察台を設置したり、一般の医院では治療が難しい患者を受け入れてきた。

 障害者向け歯科治療施設は神戸や尼崎など兵庫県内に約10カ所ある。明石市などによると、総合病院に隣接し、常勤医がいる施設は全国的にも珍しく、広域から患者を受け入れることになるという。

 開設当時は先進的な施設だった設備も老朽化。患者の増加で2~3カ月待ちの状態が続いていることや、全身麻酔の設備がないことなどから再整備を決めた。障害者らの要望を受け、全身麻酔で容体が急変した場合に即応でき、寝たきりでも利用可能な水平の診察台設置などを進める。

 年間延べ約1200人の患者を受け入れているが、常勤医の配置や、診察台の増などで、受け入れを拡大。障害者同様に一般の歯科では治療が難しかった、脳卒中をはじめとする合併症患者や多くの薬を併用する高齢者らも受け入れる。市民病院の敷地内に移転することで、不測の事態に備える。 (藤井伸哉)

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