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日赤県支部への移転を報告する後藤武理事長=神戸市中央区脇浜海岸通1
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日赤県支部への移転を報告する後藤武理事長=神戸市中央区脇浜海岸通1

 白血病患者らへの移植用臍帯血(さいたいけつ)を供給している認定NPO法人「兵庫さい帯血バンク」(兵庫県西宮市)が、入居する兵庫医科大学から退去を求められている問題で、同法人の後藤武理事長(74)は1日、日赤兵庫県支部のビル(神戸市中央区脇浜海岸通1)への移転が内定したことを明らかにした。臍帯血の採取や調製などの業務はいったん9月に停止し、来年2月の再開を目指す。

 同支部ビルで臍帯血の採取医療機関や搬送ボランティアらの研修会があり、同法人幹部が経緯などを報告。移転に見込まれる費用が約2億円とし、このうち県から約1億円の支援を受けられることになった。後藤理事長は「支援があれば何とか頑張れる。採取施設の多い神戸だと搬送がより便利になるだろう。善意を患者や研究に生かしたい。県内にバンクが残ることができてよかった」と話した。

 同バンクは、同大の病棟建て替え計画に伴い、今年8月末までに退去するよう通告された。移転費用捻出のため寄付を募り、井戸敏三知事にも公的支援を要請していた。井戸知事は1日の会見で、約1億円の支援について「(臍帯血の採取で)協力する県内の産科施設のネットワークを維持するためにも、事業を廃止させるわけにはいかない」と強調した。(佐藤健介、前川茂之)

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