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 兵庫県の三田・北神エリアの医師確保につなげようと、三田市民病院(同市けやき台3)は6日、同病院か済生会兵庫県病院(神戸市北区藤原台中町5)に将来、医師として勤務する医学部学生に対し、無利子で奨学金を貸す制度を2018年度に設けると発表した。実際の貸与は19年度からで、一定期間、いずれかの病院で勤務すれば返済を免除する。

 同様の奨学金は兵庫県や公立豊岡病院組合などが設けているが、勤務先として公立か民間を選べる制度は県内の市町では珍しい。原資はいったん両病院が半分ずつ出し合い、貸与された学生が実際に勤めた方の病院が最終的に負担する。

 4月に若手医師が高度な知識や技術を身に付ける「新専門医制度」が始まると、症例数の多い都市部の大病院に医師が集中するとみられ、市民病院は「確保がさらに難しくなる」と懸念。初期臨床研修などで連携している済生会兵庫県病院と対応を協議してきた。

 貸与額は、1~4年生が月12万5千円▽5、6年生が月17万5千円。6年間で総額1020万円となる。

 定員は年間2人で、出身地や出身校は問わない。医学部を卒業後、どちらかの病院で初期臨床研修に入り、貸与期間と同じだけ勤務すれば返済不要になる。19年2月ごろに申し込みを受け付ける予定。

 市民病院は他病院との再編統合の検討が進んでおり、済生会兵庫県病院が有力候補とみられるが、市は「全く別の案件。再編統合を前提としたものではない」と説明。会見した市民病院の荒川創一院長は「若い医師を安定して確保し、地域の医療体制を守りたい」と語った。

 三田市民病院TEL079・565・8605

(山岸洋介)

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