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がん対策の充実を訴える垣添忠生さん(左)を出迎える患者や医療関係者ら=兵庫県立がんセンター
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がん対策の充実を訴える垣添忠生さん(左)を出迎える患者や医療関係者ら=兵庫県立がんセンター

 がんの経験者や治療中の人らを指す「がんサバイバー」をサポートしようと、全国を歩いて縦断している日本対がん協会長の垣添忠生さん(76)=東京都=が28日、兵庫県明石市の県立がんセンターを訪れ、患者団体や医師、看護師ら約30人と懇談した。全国がんセンター協議会の加盟施設全32カ所を巡る「がんサバイバー支援ウォーク」の一環で、がん患者の孤立感や不安感を和らげる社会づくりを訴えた。

 同協会は、予防や治療に関する正しい情報をウェブサイトや相談業務、交流イベントなどで発信する「がんサバイバー・クラブ」を昨年6月に開始。ウォークで活動への理解や寄付を呼び掛ける。

 2月5日に九州がんセンター(福岡市)を出発し、7月に北海道がんセンター(札幌市)でゴール予定。全行程約3500キロをほぼ徒歩で踏破しようと挑むのは、国立がんセンター(現国立がん研究センター)元総長の垣添さん。肺の小細胞がんで妻を亡くし、自身も早期の大腸がんと腎臓がんになった立場から支援の重要性をアピールする。

 県立がんセンターに着いた垣添さんは「患者や家族が持つ不安への対処法は不足している。声を上げてほしい」と呼び掛けた。富永正寛副院長(59)は、療養や就労の困りごとに無料で対応する「がん相談支援センター」の活動を紹介しつつ「敷居が高いと思われている。がんは早期発見で根治できると伝えないといけない」と語った。

 ひょうごがん患者連絡会の去來川節子さん(80)=神戸市兵庫区=は、遺伝子を調べて最適な薬や治療法を選ぶ「がんゲノム医療」といった最新療法を念頭に「地域や施設によって受けられる治療に差が出てくるだろう。予防や検診も含めてわかりやすい情報公開を求めたい」と訴えた。(佐藤健介)

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