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池谷真さん
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池谷真さん

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、筋肉の中に骨ができる難病「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」の進行を遅らせる薬を見つけたとして、京都大iPS細胞研究所の池谷真准教授(45)が、兵庫県ゆかりの若手研究者をたたえる「村尾育英会学術賞」の学術奨励賞に決まった。池谷さんらは、FOPと闘う明石市の山本育海さん(20)に、世界初となる臨床試験(治験)を始めている。

 一般財団法人「村尾育英会」(神戸市中央区)が、神戸港の発展に寄与した元上組会長の故村尾市松氏にちなみ、1983年に設け、表彰している。

 池谷さんの研究テーマは、FOPに対する創薬研究。池谷さんは、山本さんら患者が提供した体細胞を使ってiPS細胞を樹立し、病気のメカニズムを解明。異常な骨の形成を抑える薬候補も発見した。

 同会は、池谷さんの研究を「iPS細胞の利用法として最も期待されている」とし「治験が成功して病気の進行阻害につながれば、FOP患者にとって朗報となるだけでなく、今後のiPS細胞研究の礎となる」と評価した。

 山本さんは「池谷先生は研究者だけれども、気さくで優しく、いつも病状を気遣ってくれる。先生の研究成果が認められてうれしい」と喜んだ。10日に神戸市内で贈呈式がある。(井上 駿)

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