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臓器提供の問題点などをドナー家族らが話し合った公開講座=神戸市中央区雲井通5
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臓器提供の問題点などをドナー家族らが話し合った公開講座=神戸市中央区雲井通5

 臓器提供の現状や将来を話し合う公開講座がこのほど、神戸市中央区の勤労会館であり、約80人が参加した。医師やドナーの家族、コーディネーターらが、それぞれの体験を振り返り、課題を共有した。

 兵庫県臓器移植推進協議会が年に2回主催する講座で、神戸新聞社などが後援。昨年、臓器移植法施行20年を迎えたのに合わせ、提供側の関係者から話を聞く場を設けた。

 神戸市出身の女性(27)=大阪市=は、50代の父の臓器提供を了承した経緯を語った。「娘として誇らしい」と受け入れたが、脳死判定に立ち会った際、まだ温かかった体に触れ、脚をたたきながら思わず「何で反応してくれへんの」と呼び掛けたという。

 その後、父の角膜を移植された患者から「満開の桜を見られてうれしい」という経過報告を伝え聞いた。「父の死が、誰かの幸せにつながっているとリアルに思え、ずしんと響いた」と振り返る。

 県災害医療センター(神戸市中央区)の女性看護師(33)は、ドナー家族らと接する院内コーディネーターとしての経験を踏まえ「声を掛けたり、そばで寄り添ったりするタイミングは、普段の業務とも共通する」と話した。

 講座では、県立西宮病院の鴻野公伸・副院長兼救命救急センター長が「揺れるご家族の気持ちに寄り添って」と題して講演。救命措置に区切りを付け、臓器提供の依頼に移る際の葛藤などを語った。

(小川 晶)

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