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 せきや高熱、発疹を発症し、感染力が非常に強い「はしか(麻しん)」が、沖縄や愛知を中心に全国的に広がり、兵庫県内でも5月に入って感染者が確認された。多くの人が外出した大型連休が過ぎ、さらに拡大の恐れもあることから、国立感染症研究所や県は、発症を防ぐために2回の予防接種を呼びかけている。(久保田麻依子)

 はしかは約10日間の潜伏期間後、風邪のような症状に続いて高熱と発疹が現れる。1人の発症者から12~14人が感染するとされ、感染力はインフルエンザの10倍以上といわれている。妊婦が感染すると早産や流産のリスクが高まり、乳児の場合はまれに脳症を引き起こすため、特に注意が必要だ。

 沖縄県では3月20日、同県を旅行中の台湾人男性の発症が分かった。その後、愛知県内でも、沖縄で感染したとみられる患者が確認され、今年に入って沖縄で99人(5月15日現在)、国内では計150人余り(同)の発症が確認された。

 日本は2015年から、土着のウイルスがない「排除状態」と認定されているが、海外からの輸入感染のケースもある。兵庫県内では今月5日、タイから一時帰国した加古川市の20代男性の発症が確認された。

 手洗いやマスクでの予防だけでは「不十分」(同研究所)で、最も効果があるのは予防接種を2回受けることだ。兵庫県内の16年度の定期予防接種率(2回)は94%だが、定期接種が1回のみだった20代後半~40代は免疫が落ちている可能性があり、任意接種(有料)を呼びかけている。

 県内のワクチン在庫は充足しているといい、神戸市には「任意接種をしたい」といった問い合わせが相次いでいるという。同市予防衛生課は「海外渡航の予定者や、乳児と接する機会の多い人などは特に注意してほしい。感染が疑われたときは受診前に医療機関に連絡するなど、感染を広げない対策も万全にして」としている。

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