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神戸市役所=神戸市中央区
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神戸市役所=神戸市中央区

 日常的に医療的なケアが必要な子ども(医療的ケア児)について、神戸市は来年2月上旬にも、公立保育所2施設で受け入れを始める。医療的ケア児は全国で増えているが、保育所などでの未就学児の受け入れが追いついていない。同市は対応できる民間保育施設への補助制度も設けており、各区1カ所以上の施設整備を目指す。(石沢菜々子)

 医療的ケア児は、たんの吸引や鼻からチューブで栄養を送り込む「経管栄養」などが必要な子どもで、受け入れには看護師らを配置しなければならない。

 同市が受け入れを予定するのは、松原保育所(同市兵庫区)と須磨保育所(同市須磨区)で、3歳児クラス以上が対象。常時看護師を配置し、午前9時から午後5時まで対応する。今月から申し込みを受け付けており、来年2月上旬以降、順次受け入れる。同市は運用のガイドラインを作成し、22日、有識者による「医療的ケア児の支援施策検討会議」で報告した。

 同日の検討会議では、今年3~6月、同市が初めて実施した実態調査の結果も報告された。医療機関などを通じて0~17歳の医療的ケア児176人の保護者が応じ、未就学児は61人。このうち「保育所や幼稚園などを利用していない」とした46人の半数が「利用したいが、利用できる施設がない」と回答したという。

 同市は今年4月から、医療的ケア児を受け入れている民間の保育施設向けに、看護師配置の費用などの補助制度を設けており、当面は3施設が対象。同市は「実施状況を見ながら、公民で受け入れ施設を増やしていきたい」としている。

【医療的ケア児】たんの吸引や経管栄養、人工呼吸器の装着などの医療行為を日常的に必要とする子ども。新生児医療の進歩に伴って急増している。保育所での医療的ケアは看護師のほか、必要な研修を受けた保育士に認められている。2016年に児童福祉法が改正され、自治体は関係機関と連携し、必要な支援を受けられる態勢づくりなどが努力義務となった。

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