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人工関節置換手術の支援ロボット「Mako」で実演する柴沼均副院長=神戸市灘区篠原北町3、神戸海星病院
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人工関節置換手術の支援ロボット「Mako」で実演する柴沼均副院長=神戸市灘区篠原北町3、神戸海星病院

 神戸海星病院(神戸市灘区)は、人工関節置換術に使用する国内2基目の手術支援ロボット「Mako」を導入した。従来の手術では骨を削る深さや角度は医師の経験に委ねられていたが、ロボットの制御によって確実性が増す。同病院担当者は「患者の負担も減り、再手術のリスクも少なくなる」とする。

 人工関節置換術は、体を切開して骨を削り、金属製や樹脂製の部品を人工関節として置き換える手術。同病院は2010年、患部を3次元化し、コンピューターの補助の下で正確な位置に人工関節を配置するナビゲーションシステムを導入した。それでも、手術部位は視認できる範囲が少なく、医師の技量が問われる。

 同病院の柴沼均副院長は「削る深さなどが難しい」とし、さらに、「人工関節の角度のずれは5度までが許容範囲だが、上手な先生でも10度狂うことがある」とする。施設によっては2年以内に2~3%で再置換を行うという。

 「Mako」は事前に股関節の位置をセンサーで確認し、モニターに映る3次元CTデータと合わせることで、医師が骨を削る際の深さや角度を細かく調節する。設定値を外れそうになると、ロボットが機械の動きを制御して修正する。柴沼副院長は「ロボットを使えば人工関節の設置角度の誤差は1度以内に抑えられる」と話す。同ロボットの普及が進む米国では、術後約2年間で発生した股関節脱臼が約3~5%から0%になったとのデータもあるという。(篠原拓真)

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