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臍帯血の細胞数を機械で検査する臨床検査技師=神戸市中央区脇浜海岸通1
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臍帯血の細胞数を機械で検査する臨床検査技師=神戸市中央区脇浜海岸通1

 白血病患者らへの移植用臍帯血を凍結保存し、全国の医療機関に供給している厚生労働相認定NPO法人「兵庫さい帯血バンク」が1日、移転先の日赤兵庫県支部ビル(神戸市中央区脇浜海岸通1)で業務を再開した。病棟建て替え計画が進んでいる兵庫医科大(西宮市)を昨年9月末に退去して以来、約4カ月ぶりに検査や調製が行われた。

 赤ちゃんのへその緒や胎盤にある臍帯血は、赤血球などの血液細胞のもとになる「造血幹細胞」を多く含み、白血病などの治療に使われる。移植は骨髄移植より提供者の負担が少なく、拒絶反応も起きにくい。

 同バンクは、兵庫県内18カ所の協力産科施設から提供を受けてきた。同大の建て替えで退去を余儀なくされたが、県の支援金1億円や街頭募金などで移転費計約2億円をまかなった。

 この日午前、明石市の協力施設から臍帯血が届けられた。臨床検査技師が目視で凝固がないかチェックし、重さを計測。その後、造血幹細胞の数を機械で検査し、移植基準を満たしていることを確認した。検査をクリアした臍帯血は遠心分離などで造血幹細胞の成分を濃縮。地下の液体窒素タンクで凍結保存される。

 同バンクは今後、少子化による提供数減を見据えて協力施設の増加を目指し、神戸医療産業都市や神戸大の教材として臍帯血を提供することも検討。後藤武理事長(75)は「今まで以上に治療や研究に役立つ体制が整ったはず」と期待を寄せた。(佐藤健介)

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