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はしかの感染拡大を受け、神戸市保健所が作ったポスター。予防策や対処法が記されている=神戸市中央区
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はしかの感染拡大を受け、神戸市保健所が作ったポスター。予防策や対処法が記されている=神戸市中央区

 麻疹(はしか)の患者が全国的に急増する中、兵庫県内でも神戸市と西宮市、明石市で計11人の感染が確認されていたことが5日、分かった。感染力が非常に強いため、患者が確認された自治体では、医療機関と情報を共有し対応を急いでいる。

 県疾病対策課や3市の保健所によると、1月以降にはしかの感染が確認されたのは、4日現在で神戸市8件、西宮市2件、明石市1件。

 神戸市では1月25日~4月3日、0歳の女児を含む女性6人と男性2人が、発熱や発疹などの症状で医療機関を受診し、感染が分かった。女児は快方に向かっているという。3月下旬から5人が発症するなど春以降も感染が拡大しており、同市は4月、主な症状や予防法などをまとめたポスターを作製し、市内の全医療機関に配布してもらうよう医師会に依頼した。

 西宮市ではいずれも30代の女性が2月7、20日に発症。うち1人は集団感染があった大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」に仕事で出入りしていたという。明石市では3月28日、30代男性が感染したと医療機関から保健所へ届け出があった。

 3市の患者11人のうち、はしか予防に最も有効とされる2回のワクチン接種を受けたと確認できる人はいなかったという。

 厚生労働省によると、はしかはせきやくしゃみなどの飛沫や空気感染などでうつる。免疫を持たない人が感染すると高い確率で発症し、重症化すれば死亡に至る恐れがある。

 今年に入り大阪府や三重県などを中心に全国的に流行し、国立感染症研究所(東京都)によると、3月24日までの感染者の報告は342人に上り、既に昨年1年間の患者数(282人)を大きく上回った。アジアでも感染が広がり、フィリピンでは今年に入り1万2千人以上が感染。死者は200人以上に上る。

 はしかワクチンの接種は現在、1歳と小学校入学前の2回接種が導入されているが、20~40代は未感染の上、ワクチン接種が1回だけだった人が多く、免疫が不十分で感染リスクが高いとされる。神戸市保健所は「予防接種をしたかどうか明確でない人も積極的に受けてほしい」としている。

 厚生労働省によると、はしかの患者に接触した場合も72時間以内にワクチンを接種することで、発症を予防できる可能性があるという。(斉藤絵美)

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