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患者を処置する救命救急センターのスタッフ。10連休は増員し、手薄になる地域医療を支える=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院
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患者を処置する救命救急センターのスタッフ。10連休は増員し、手薄になる地域医療を支える=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院

 皇位継承に伴う10連休(27日~5月6日)で、総合病院やかかりつけ診療所の休診が見込まれる中、兵庫県内でも影響を最小限に抑えようとする動きが出ている。連休中、救命救急センターでは医師や看護師を増員し、連休中盤に数日開院する医療機関も。休めば患者の命に関わる透析治療施設の多くは、例年のゴールデンウイークと同様に日曜以外は開くという。(佐藤健介)

■救急に注力

 年間3万人以上の救急患者を受け入れる神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)。病気の種類や重症度、日時を問わずに受け入れる救命救急センターでは、搬送の急増に備え、トリアージ(治療の優先度判定)に当たる看護師を1人、救急医を1~2人それぞれ増員する。

 同センターの水大介医長(39)は、レジャー中の事故や体調不良が増えることを憂慮。「どれだけ患者が運ばれてくるのか分からない」と警戒し、「開いている医療機関とも協力し、地域全体で頑張るしかない」と気を引き締める。

 中央市民病院を含め、神戸市内の基幹病院では西市民病院(長田区)、西神戸医療センター(西区)、神戸大病院(中央区)も期間中は一般診療を休み、救急外来に注力する。

■透析や往診は継続

 腎臓病患者向けの透析施設を持つ医療機関は、元々長期休診ができない。一般的に週3回の透析で血中の老廃物を除く必要があるため、連休中も通常通り開く施設が多い。日曜を除いて透析治療を行う神戸市内の病院は「透析が継続できなければ命に関わる。透析治療に至らない腎臓病を診る内科部門は休みになるが、事前の食事指導で対応する」という。

 兵庫県などによると、県内の医療機関全体では4月30日~5月2日には開院するケースが目立つが、10連休中、大半の日で開院する診療所もある。

 訪問診療や往診にも力を入れる尼崎市の長尾クリニックは、5月5日を除いて毎日午前は診療を行う。普段から日・祝日の午前は開けており、10連休についても「病気になりやすい高齢者が地域に多いことなどを考慮した。医師がクリニックにいれば、在宅患者の急変にも対応しやすい」と話す。医師らにはまとまった代休を取得してもらい、労働過密にならないようにも配慮している。

 兵庫医科大病院(西宮市)は4月30日と5月2日に一般診療を実施する。「医療、介護が必要な人に10日連続の休診はできない。救急の負担を緩和する意図もある」と説明している。

     ◇     ◇

 兵庫県や神戸市は、連休中に外来診療を行う医療機関とそれぞれの受診可能日を一覧にまとめ、ホームページに掲載している。ただ、診療科目や診療時間は日によって異なり、予約制の施設もあるため、各行政機関は事前の確認を呼び掛けている。県は薬についても「連休前に処方してもらう方がよい」とし、薬局の開局日を公表している。

 神戸市には、受診が必要かどうか迷った場合の相談ダイヤル「救急電話相談」(♯7119)があり、年中無休で24時間対応。県が開設する子ども向けの「医療電話相談」(♯8000)は、4月27日午後6時から5月7日朝8時まで受け付ける。

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