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かかりつけ医が休診のため、初診の患者の姿も目立った「長尾クリニック」の待合室=28日午前、尼崎市昭和通7
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かかりつけ医が休診のため、初診の患者の姿も目立った「長尾クリニック」の待合室=28日午前、尼崎市昭和通7
患者の応急処置に当たる当番の歯科医=28日午後、神戸市中央区三宮町2、市歯科医師会付属歯科診療所
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患者の応急処置に当たる当番の歯科医=28日午後、神戸市中央区三宮町2、市歯科医師会付属歯科診療所

 史上初の10連休は28日、2日目を迎えた。兵庫県内でも多くの総合病院やかかりつけ診療所が休診する中、人員態勢を整えて患者を受け入れる医療機関がある。この日は大きな混乱はなかったが、陽気が戻る5月に入ると人の動きはさらに活発になりそう。「10連休全体でどれだけの人がやってくるか読めない」。各医療機関は受診の動向に神経をとがらせる。(竹本拓也)

 午前10時半、尼崎市の「長尾クリニック」。待合室にはマスク姿の人が目立つ。近くで居酒屋を経営する女性(48)は2週間せきが止まらず訪れた。「市販の薬が効かず、病院の薬が欲しくて」。待ち時間は1時間を超えたが「10連休やし、仕方ないやん」と理解を示した。

 この日は医師や看護師ら計10人が出勤。一般外来53人の診察と在宅患者のみとりなどに当たった。

 普段から日曜祝日も診療することで知られる同クリニック。それでも今年は10連休の印象が強過ぎるせいか「休診と思い込み、受診を控える人もいるんです」と広報担当の港谷泰之さん。連休明けの7日は“反動”があると予測し、総出で乗り切るつもりだ。

 同クリニックは5月5日を除く毎日午前に診療を受け付けるが、開いている薬局が少ないため「できるだけ早い時間帯の来診を」と呼び掛ける。

     ◇

 神戸・三宮のセンタープラザ西館5階にある「神戸市歯科医師会付属歯科診療所」では、歯科医師ら9人がフル稼働。歯が痛くなったり歯茎がはれたりした患者の応急処置や、症状を聞く電話対応に追われた。

 神戸市須磨区の男性(45)の長男(9)は処置を終えると表情が晴れた。理由を尋ねると「歯を抜かれるほどではなかったから」。3日にピアノの発表会を控え、今から猛練習するそうだ。

 この日、歯科医師3人で26人の応急処置をした。市歯科医師会によると、連休中は海外出国前に訪れる人のほか、まれに神戸港に寄港中の外国人船員らも訪れるといい、杉村智行常務理事は「後半は受診者が増える」とみる。

     ◇

 病気の種類や重症度を問わず受け入れる神戸・ポートアイランドの市立医療センター中央市民病院も繁忙を極めた。自転車での転倒、やけど、アメフットプレー中のタックルでの負傷…。さまざまな患者がひっきりなしに運び込まれる。記者が同行した夕方の2時間で救急車8台が到着し、27人が救急外来を訪れた。

 同病院では専門医のほか、治療の優先度を判断する「トリアージ」に当たる看護師も増員し、受け入れを強化する。救急部の許智栄(ホヂヨン)医長は「通常なら休日明けにすぐかかりつけ医に行けるが、今回は長い。各症状の見極めに気をつけたい」と気を引き締める。

■緊急時のみ受診を

 連休中の対応について、各医療機関は「本当に受診が必要な患者のため、緊急性の低い症状は連休明けに受診を」と呼び掛ける。神戸市には相談ダイヤル「救急電話相談」(♯7119)があり、年中無休で24時間対応。県が開設する子ども向けの「医療電話相談」(♯8000)は、5月7日午前8時まで受け付けている。

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