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異常高温への対策について意見を交わす研究者ら=神戸市中央区浪花町
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異常高温への対策について意見を交わす研究者ら=神戸市中央区浪花町

 「災害級の暑さ」とされた昨夏など近年の異常高温にどう対応するかを考えるシンポジウムがこのほど、神戸市中央区の三井住友銀行神戸本部ビルで開かれた。熱中症や都市の高温化について研究者らが対策を報告し、意見を交わした。

 神戸市が企画した。同市は、異常高温の影響を軽減する研究を神戸大などの市内3大学に委託。シンポでは基調講演のほか、研究者らによる成果報告とパネル討議があった。

 第1部では、医療福祉センターさくら(兵庫県三田市)の服部益治院長が熱中症対策について講演した。「熱中症は災害」と指摘する一方、「予防対策で熱中症被害の8割は回避できる」とし、身体を冷まして体温上昇を防ぐ▽経口補水液で塩分と水分の補給を意識する-などを呼び掛けた。

 第2部では3大学の4人が研究成果を報告した。神戸学院大の福島あずさ講師は神戸の気温上昇を海風が緩和させていることに着目し「これを生かした対策を」と提案。神戸大大学院の竹林英樹准教授は、東西に伸びる道路の南側に日陰が多いことから「南側に歩行者を、北側に車を誘導するのも考え方の一つ」などとした。

 また、神戸女子大の平田耕造教授は日傘や衣服の開口部にゆとりを持たせることなどが「熱中症予防に有効」で、手足にある血管「動静脈吻合」から熱を逃がすことができると説明。久元喜造市長や服部院長を交えたパネル討論では、「神戸の町に手を浸す水場を作ってはどうか」と提案した。

(篠原拓真)

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