医療

医療ニュース
  • 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 認知症の医療拠点として「認知症疾患医療センター」に指定された兵庫県内の病院で、2018年度に認知症と診断された人が約3800人に上り、前年度より約1割、2年前に比べて約4割増えていることが14日、神戸新聞社のまとめで分かった。認知症患者の人数は推計値しかないため、初めて実数で患者の増加傾向が明らかになった。(貝原加奈)

 高齢化の進展により、新たに認知症と診断される人の数は今後さらに増えるとみられる。厚生労働省の推計によると、全国の認知症高齢者は20年に600万人を超え、団塊の世代が75歳以上になる25年には700万人前後となる。兵庫県では、20年に約18万人、25年に約20万人となり、年間約1万5千人の高齢者が新たに認知症を発症しているとされる。

 認知症医療を提供する拠点となる同センターは、県内に19病院あり、県と神戸市が09年から指定。認知症と診断された人数は、指定病院を対象に集計した。

 新たにアルツハイマー型や脳血管性など認知症と診断された人は、18年度に約3800人(前年度比約10%増)となった。神戸大医学部付属病院が診断結果を精査するため再計算しており、集計値は概数となった。17年度は3424人(同23・7%増)、16年度は2768人だったことも分かり、この2年間で約1・4倍に増えた。

 相談件数も、18年度は1万4104件に上り、17年度の1万1793件、16年度の9096件から増加の一途をたどる。

 相談や受診する人が増えた効果で、治療の余地が大きい段階での早期発見も増えている。認知症を発症する前段階の軽度認知障害(MCI)と診断された人は、16年度743人▽17年度963人▽18年度1138人-となっており、この2年で5割増となった。

 神戸市の担当者は「認知症の相談や診断される人は今後ますます増える」と見込んだ上で「非常に高い市民の関心に応える施策を展開したい」としている。

医療ニュースの新着写真
医療ニュースの最新
もっと見る

天気(8月20日)

  • 32℃
  • ---℃
  • 50%

  • 30℃
  • ---℃
  • 60%

  • 33℃
  • ---℃
  • 50%

  • 34℃
  • ---℃
  • 50%

お知らせ