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がんゲノム医療への期待と課題を語る安井久晃腫瘍内科部長=神戸市兵庫区
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がんゲノム医療への期待と課題を語る安井久晃腫瘍内科部長=神戸市兵庫区

 兵庫県予防医学協会と神戸新聞社は30日、神戸市兵庫区駅南通5の健康ライフプラザで市民講座を開き、神戸市立医療センター中央市民病院の安井久晃(ひさてる)腫瘍内科部長(47)が「がんゲノム医療の現状」と題して講演した。一部の遺伝子検査が6月に保険適用となったばかりとあって、県内各地から約80人が参加。この最先端治療が開く可能性と課題について熱心に学んだ。

 安井部長によると、ゲノムとは遺伝子などに記された遺伝情報のこと。近年、技術が飛躍的に進歩し、速く安価に遺伝子を解析できるようになった。がんは遺伝子異常の蓄積で起こるが、発がんを決定づける重要な遺伝子異常がある場合は、それに適した「分子標的薬」を使えば、劇的な効果が出ることもあるという。

 一方、遺伝子検査をしても必ず異常が見つかるわけではなく、異常が見つかっても多くは有効な薬が存在しない。保険適用外の薬を使えば月100万円以上かかる場合もあり、分子標的薬にも副作用はある。

 安井部長は「がんゲノム医療は究極の個別化医療として、従来の治療を変える大きな流れになりつつある。しかし、検査には課題もある。医療者任せにせず、主体的に治療を選択するのが重要だ」と話した。(霍見真一郎)

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