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国による病院名公表の対象となった公立豊岡病院出石医療センター=豊岡市出石町福住(撮影・末吉佳希)
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国による病院名公表の対象となった公立豊岡病院出石医療センター=豊岡市出石町福住(撮影・末吉佳希)

 厚生労働省が再編統合の議論を促した全国424の公的病院などのうち、15病院が対象となった兵庫県。各地で再編・統合を含む地域医療の在り方が議論されており、国による病院名の公表に「意図が分からない」と戸惑う。今後、住民の反発も予想される。

 県の担当者は「どういう理由で各病院が選ばれたのか詳細が分からず、現時点では判断できない。(公表は)地域や病院を動揺させる。丁寧に議論しなければいけない」と話す。来年9月までに結論を出すことも求められ「データがない中で、できるかどうか分からない。地域や病院は困惑するだろう」としている。

 県の地域医療構想では、2025年に必要な病床数と、14年度時点の病床機能報告数を比較。但馬地域では急性期病床が過剰となる一方、在宅復帰に向けて支援する回復期病床は266床不足すると見込む。

 その但馬で再編統合が必要とされた日高、出石医療センターを運営する公立豊岡病院組合(豊岡市)の松原昭雄管理者は「(公表は)急性期は豊岡病院が担い、両センターは回復期に転換すべきということではないか」と分析。「施設の役割を再検証し、地域全体で議論したい」と話す。

 相生市民病院(相生市)も対象に。病床数は35床で、同市内4病院のうち最も規模が小さく、佐野智英院長も「リスト入りは想定していた」と打ち明ける。

 これまで急性期病床のみだったが、11月には21床を回復期病床の「地域包括ケア病床」へと転換する予定。佐野院長は「小回りの利く病院として、地域医療に貢献したい」と存続に意欲をのぞかせる。

(石川翠、伊藤大介、篠原拓真)

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