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訪問診療を行う医師らに密着し、家で最期を迎える患者や家族の姿を描いた下村幸子さん=大阪市淀川区十三本町1
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訪問診療を行う医師らに密着し、家で最期を迎える患者や家族の姿を描いた下村幸子さん=大阪市淀川区十三本町1
訪問診療先で患者と会話を交わす小堀鷗一郎医師(映画「人生をしまう時間」の一場面)
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訪問診療先で患者と会話を交わす小堀鷗一郎医師(映画「人生をしまう時間」の一場面)

 自宅で病気や老いと向き合う患者を訪問診療する医師らに密着したドキュメンタリー映画「人生をしまう時間(とき)」(110分)が全国で順次公開されている。家族に支えられながらがんの終末期を家で過ごす患者や、認知症の妻を介護する80代の夫など9家族が登場する。兵庫県内では11月に元町映画館(神戸市中央区)と豊岡劇場(豊岡市元町)で上映される。(田中宏樹)

 NHKエンタープライズ(東京)エグゼクティブ・プロデューサーの下村幸子さんが監督を務めた。下村さんは2017年8月から18年3月まで、埼玉県新座市の堀ノ内病院で勤務する小堀鷗一郎(こぼり・おういちろう)医師らの訪問診療に同行した。

 作品では死期が近づく患者や家族の思いを丁寧に描く。末期の肺がんだった80代男性は同居する全盲の娘の介助を受け、終末期を自宅で過ごした。最期は親族らが声を掛ける中、娘が男性の首に手を添えて、喉仏の動きで息を引き取ったのを感じ取った。

 一方、在宅医療や介護の難しさもあぶり出した。認知症の妻を介護する80代男性は「最期までこの家で」と願い、部屋に介護ベッドを置いて訪問入浴も受けたが、妻は不機嫌になった。ほかに、100歳を超えた母親を施設に入れることに決めた息子夫婦の選択にも焦点を当てた。

 下村さんは「死をタブー視するのではなく、映画を通して死に向き合いどのように人生を終えたいかを考え、それを家族や親友と話す時間を持ってもらえればうれしい」と話した。

 豊岡劇場では11月8~21日、元町映画館では11月9~22日に上映される。

 配給会社の東風TEL03・5919・1542

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