医療

医療ニュース
  • 印刷
生体試料を活用した研究を活性化する産官学連携組織について記者会見で発表する家次恒・シスメックス会長兼社長(中央)ら=30日、神戸市中央区港島南町1
拡大
生体試料を活用した研究を活性化する産官学連携組織について記者会見で発表する家次恒・シスメックス会長兼社長(中央)ら=30日、神戸市中央区港島南町1
生体試料を活用した研究を活性化する産官学連携組織についての記者会見で記念撮影する関係者=30日、神戸市中央区港島南町1
拡大
生体試料を活用した研究を活性化する産官学連携組織についての記者会見で記念撮影する関係者=30日、神戸市中央区港島南町1

 血液や尿などの「生体試料(バイオリソース)」を、創薬や患者の体質に合わせた医療などに活用するため、神戸大学と医療機器メーカーのシスメックス(神戸市中央区)、神戸市、神戸医療産業都市推進機構が30日、一般社団法人を設立したと発表した。神戸大病院(同市中央区)が原則的に患者の同意の下で採取したバイオリソースを提供し、同法人が製薬会社などと医療機関の橋渡し役を担う。神戸市は神戸医療産業都市の中核組織として位置付けている。

 新法人の名前は「バイオリソース・イノベーション・ハブ・イン・コウベ」。略称は英語の頭文字を取った「BRIH-K(ブリーク)」で、ポートアイランドの神戸国際交流会館内に設立された。

 血液や尿、手術で摘出した組織など患者の検体である生体試料は、創薬や診断薬開発、患者の個別事情に対応した医療の研究には欠かせないとされる。ただ個人情報の壁があり、診断や治療情報などと結び付いた生体試料を、製薬会社などの企業が独自に入手するのは困難だった。

 産官学が参加する同法人は、神戸・ポートアイランドにある神戸大病院国際がん医療・研究センター内に今年春設置された「バイオリソースセンター」で管理する生体試料を活用。製薬会社などのニーズに合わせて生体試料を集め、創薬や新規医療などの研究に生かす。神戸大や市の参画で、倫理面での透明性や公益性も担保できるとしている。

 立ち上げ時の基金は全額シスメックスが拠出。今後参加する企業などにも拠出を呼び掛ける。武田廣・神戸大学長は「大学病院の治療・研究と、製薬企業などの産業界、さらに地域との橋渡しで重要な役割を担うことになる」としている。(霍見真一郎)

医療ニュースの新着写真
医療ニュースの最新
もっと見る

天気(11月16日)

  • 18℃
  • 10℃
  • 20%

  • 20℃
  • 5℃
  • 40%

  • 19℃
  • 8℃
  • 10%

  • 19℃
  • 6℃
  • 20%

お知らせ