新型肺炎「指定感染症」に 政府が閣議決定
2020/01/28 13:13
中国・武漢で新型肺炎の患者に対応する医療従事者ら=27日(新華社=共同)
政府は28日、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症を、感染症法に基づく「指定感染症」とすることを閣議決定した。患者の強制的入院や、就業の制限などの対策が可能になる。中国での死者は100人を超え、中国本土の感染者は4515人となった。
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兵庫県疾病対策課によると、28日午前9時現在、県内で感染の疑いがある患者は確認されていない。感染が疑われる患者が出た場合は、検体を採取した後、指定された医療機関か自宅で待機する。政令施行後、感染が確認されれば、2類感染症に対応する指定医療機関となっている県内9病院に入院することを想定している。
■兵庫県内の指定医療機関
【神戸】 神戸市立医療センター中央市民病院
【阪神】 県立尼崎総合医療センター
【東播磨】 県立加古川医療センター
【北播磨】 市立加西病院
【播磨姫路】姫路赤十字病院、赤穂市民病院
【但馬】 公立豊岡病院
【丹波】 県立丹波医療センター
【淡路】 県立淡路医療センター