県立がんセンター 紛失のデジカメに患者データ

2020/07/21 23:44

兵庫県立がんセンター=明石市北王子町

 兵庫県立がんセンター(明石市北王子町)は21日、患者96人分の写真データが入ったデジタルカメラ1台を紛失したと発表した。患者の顔や患部の写真が記録されていた。情報流出は確認されていないという。 関連ニュース 遺体の「声なき声」に耳を 年200~300遺体解剖の解剖医 「解剖されやすい死に方している」 解剖室から見える現代日本の問題 がん見落としで「ステージ4」に

 同センターによると、カメラは放射線治療で患者の顔や患部を確認するために、放射線技師が使っていた。6月25日に紛失に気づき、院内で見つからなかったため、7月16日に県警明石署に盗難届を出した。
 カメラには1月6日~3月19日と6月1~24日に撮影した入院・外来患者の写真が入っていた可能性があるという。名前や連絡先は記録していなかった。
 センターは20日から患者に電話と文書で謝罪。「カメラは施錠した棚に収納するなど再発防止に努める」としている。(吉本晃司)

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