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時計2016/9/7 17:32神戸新聞NEXT

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人工知能を搭載した二輪車の開発を始めた川崎重工業本社の入る神戸クリスタルタワー
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人工知能を搭載した二輪車の開発を始めた川崎重工業本社の入る神戸クリスタルタワー

 川崎重工業(神戸市中央区)は、人工知能(AI)を搭載した二輪車の開発を始めた、と発表した。乗り手が話す言葉や走行中の加減速などのデータから感情や癖を把握し、好みにあった動きがしやすいよう車体の状態を仕上げていく。明石工場(兵庫県明石市)で開発、数年後に試作車の完成を目指す。

 現在、各自動車メーカーはAIを使った自動運転技術の開発にしのぎを削る。川重はソフトバンクグループと協力し、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」に使われているAI技術を応用。車体の状態を個人の好みに合わせていく形でAIを活用するのは、国内二輪車メーカーの中では珍しい。

 例えば、エンジンを始動させるとバイクが「おはよう」と話しかける。乗り手の返事から「急いでいる」「機嫌が悪い」などとAIが判断し、注意を喚起したり、必要な情報を伝えたりする。また、発進時に車輪の空転を防ぐ「トラクションコントロール」も、乗り手の癖に合わせて利き方を調整する。

 排気量1000cc以上の上位機種から搭載するが、将来は一般モデルにも広げる。同社広報部は「名実共にバイクを乗り手の相棒のような存在にしたい」としている。(高見雄樹)

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