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受賞を喜ぶ坂本さん夫婦=姫路市下寺町
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受賞を喜ぶ坂本さん夫婦=姫路市下寺町
受賞素材の「黒桟革 極 藍染め」
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受賞素材の「黒桟革 極 藍染め」

 皮革メーカーの坂本商店(兵庫県姫路市)が、9月にパリで開かれた世界最高峰のファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン2016」で、最高位に次ぐハンドル賞に選ばれた。なめし技術と漆塗りを融合させて生み出した「黒桟革(くろざんがわ)」の手触りや風合いが、審査員らの心をとらえた。

 同見本市は毎年2月と9月に開かれ、今回の皮革部門には事前審査を通過した約300点が出品された。業界の流行をつくるとされ、ハンドル賞は最も斬新な素材に贈られる。

 同商店は1923年創業。3代目社長の坂本弘さん(60)は黒桟革の技を受け継ぐ。牛革をなめした真っ黒な革で、長年、甲冑(かっちゅう)や高級な剣道防具の素材のみに使われ、一般には普及していなかった。

 「伝統の皮革を広めたい」と、10年ほど前からファッション素材にも進出。妻の美記子さん(55)と手作業で仕上げる製品は国内外の賞に輝き、パリ・コレクションでも使われた。

 今回受賞したのは「黒桟革 極 藍染め」。白なめしを藍色に染め、「シボ」と呼ぶ表面のしわに漆を施した。乾燥と塗りを繰り返すことで、深い光沢や独特の風合い、柔らかさが生まれるという。

 坂本さんは妻と二人三脚でつかんだ栄光を「皮革の本場である欧州で認められ言葉にならない」と喜び、「姫路レザーを世界へ売り込みたい」と意気込んでいる。(末永陽子)

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