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大阪市内で記者会見する東洋ゴム工業の小野浩一常務執行役員(中央)=7日午後
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大阪市内で記者会見する東洋ゴム工業の小野浩一常務執行役員(中央)=7日午後
明石工場の担当検査員の検査漏れについて、会見で謝罪する東洋ゴム工業の小野浩一取締役常務執行役員(中央)ら=7日午後、大阪市中央区北浜3
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明石工場の担当検査員の検査漏れについて、会見で謝罪する東洋ゴム工業の小野浩一取締役常務執行役員(中央)ら=7日午後、大阪市中央区北浜3

 免震、防振ゴムのデータ改ざん問題で東洋ゴム工業(大阪市)の経営陣が引責辞任して1年3カ月。再び子会社の明石工場(兵庫県稲美町)でずさんな製品の管理体制が明らかになった。7日、大阪市内で会見した小野浩一常務執行役員は「再発防止の中で品質管理を強化したが、全員に浸透していなかった」とうなだれた。東洋ゴム工業の不正はこの10年間で4度目となる。

 同社によると、新たに発覚した船舶用ゴム部品「シートリング」の手抜き検査は、2009年から行われていた疑いがある。検査を担当した男性従業員は社内調査に「忙しいとき、面倒くさかった」と話したという。15年3月に免震ゴムの不正問題が発覚し、社を挙げて信頼回復に取り組んでいた最中も不正を続けていたことになり、問題の根深さをうかがわせた。

 シートリングは直径8~150センチ。配管内のバルブに組み込まれ、液体や気体の漏れを防ぐ。検査は寸法や硬さが設計通りか調べる目的で、金具一体型製品は男性従業員がほぼ1人で担っていた。

 納入先の代理店とは、直径が大きいものは5個に1個、小さいものは10個に1個調べる取り決めだった。しかし、男性従業員はそれぞれ半数の10個に1個、20個に1個しか調べないことがあったという。

 出荷済み製品が使われた船舶について、同社はタンカーなどと説明。事故や性能不良の苦情がないことを理由に、現時点で交換、回収の予定はないとしている。(内田尚典、横田良平)

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