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 神戸空港は16日、開港11年を迎える。神戸市が13日発表した11年目(2016年2月~17年1月)の搭乗者数は、前年比9・3%増の約267万8千人となり、2年ぶりに前年実績を上回った。260万人を超えるのは8年ぶりで過去3番目に多く、搭乗率は過去最高の76・4%。同空港の発着便数の7割を占め、経営再建に取り組んだスカイマークが、不採算路線の撤退や安定運航、ビジネス利用への営業を強化した効果が表れたとみられる。(黒田耕司)

 11年目の就航都市は前年に対して、スカイマークが仙台、米子の2路線を休止し、6都市となった。

 路線別の搭乗者数は、新千歳(約49万6千人=前年比28・8%増)▽茨城(約20万6千人=32・5%増)▽羽田(約107万4千人=12・0%増)▽鹿児島(約19万2千人=111・1%増)▽那覇(約44万2千人=8・4%増)-と、5路線で前年実績を上回った。鹿児島線は1便増便の効果が出た。

 一方、前年割れは長崎線(約26万7千人=17・5%減)のみだった。便数を2便に半減させたのが影響した。

 過去最高を記録した搭乗率を路線別にみると、全路線で前年を上回った。増加幅は、新千歳=前年比3・95ポイント増▽茨城=11・98ポイント増▽羽田=10・87ポイント増▽長崎=19・23ポイント増▽鹿児島=18・98ポイント増▽那覇=7・22%増-だった。

 スカイマークは2015年1月に民事再生法適用を申請し、神戸空港発着路線では米子線が同年8月、仙台線が同10月に運航をそれぞれ取りやめた。それまでは遅延などが頻発していたが、定時運航を進め、羽田線を中心に法人向けサービス「SKYビジネス」の営業を強化。経営再建を進め民事再生手続きは16年3月に終えている。

 海外からの自家用機「国際ビジネスジェット、国際チャーター」の16年度の受け入れは、16年12月末現在で15機。最多は07年度の20機で、毎年年間10機程度の利用にとどまる。

(搭乗者数は、四捨五入の関係でグラフの合計とは合わない)

【欠航率改善し0.88%】

 欠航と行き先変更は2016年4~12月に計125回あった。全離着陸回数に占める欠航率は0・88%。過去最悪だった14年度の1・49%から2年連続で改善している。

 14年度末には機体整備を理由にしたスカイマークの欠航が相次いだ。欠航率の改善は、同社が運航便を減らすなど安定運航策を取ったことが一因とみられる。

【空港アクセス ベイシャトル利用減り29万人】

 神戸空港へのアクセスの利用状況は明暗が分かれている。

 神戸空港と関西空港を約30分で結ぶ高速船「神戸-関空ベイシャトル」の乗船者数は、2016年4~12月で約29万2千人と前年度同期比約2万人の減少。前年度は訪日客の利用が好調で過去最高の約39万7千人だった。運営する神戸市の外郭団体OMこうべは「旅行会社が独自企画したバスツアーに利用者が流れた」と分析する。

 三宮と神戸空港を結ぶポートライナー利用者のうち、神戸空港駅の1日平均乗降客数は15年度で約5900人。14年度から約700人増加した。

 また搭乗者に無料開放している駐車場(約1250台)の年間利用台数は、15年度が前年度より約2万台増え約29万台。3年連続で増え、4年前の水準を回復した。16年2月の開港10年のイベント効果が表れた。

【見学者62万人、イベントが寄与】

 イベント利用や送迎など空港ターミナルの見学者数は、2016年4~12月で約62万8千人となり、前年度(約66万5千人)から引き続き60万人を超えた。12年度が最少の約25万人だったが、それ以降は回復。16年2月の開港10年を記念した空港島巡りの催しなどが効果を生んだ。

 一方、空港島の土地売却は進んでいない。港湾物流大手の上組が13年に約2・5ヘクタールを購入したのが最後で、全体の約13%にとどまっている。

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