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神戸のイチゴを楽しむ様子を撮影する「KOBE PR アンバサダー」=神戸市北区大沢町
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神戸のイチゴを楽しむ様子を撮影する「KOBE PR アンバサダー」=神戸市北区大沢町

 増加する外国人旅行者(インバウンド)を農山漁村に呼び込もうという動きが兵庫など関西で活発化している。団体客の「爆買い」が下火になる一方、自然や農山漁村の体験を求める個人客などのリピーターが増えているためだ。国や自治体ではニーズの把握や農林水産の魅力のPRに力を入れている。(辻本一好)

 神戸市と兵庫県、JA兵庫六甲は2015年度から観光農園へのインバウンド集客をテーマに連携を開始。16年3月に神戸アグリインバウンド推進協議会を設立した。「市街地から近く、果物の種類が豊富なのが神戸の強み」と市農業振興センター。

 インバウンドへの対応力を高める農家研修を開催し、旅行社向けのプロモーションも強化する。神戸の魅力を会員制交流サイト(SNS)などで発信する「KOBE PR アンバサダー」を務める外国人の観光農園体験も実施。このほど12人が同市北区でイチゴ狩りを体験した。

 米国出身のエピ・エスペランサさん(31)は「味が濃くておいしく、クリーンな環境ですぐ食べられて楽しい。周りの自然も素晴らしくリラックスできる」と高く評価。イチゴ狩りを楽しむ様子を動画で撮影し、SNSで発信していた。

 対応した池本農園の池本喜和さん(70)は「数年前から年数回外国人が訪れるようになってきた。国際電話で予約する人もいる」。

 近畿農政局が実施した留学生などへのアンケートでは、行きたいところで「自然、農漁村、伝統文化体験」が58%と、「ショッピング」「神社・仏閣」を抑えて最多となった。同局は農と食への外国人ニーズや受け入れ先進地の調査を強化。シンポジウムなどを通じて分析した情報を紹介し、取り組む意欲のある関西の地域や農家の交流を活発化させたい考えだ。

 同局企画調整室は「情報交換などによって交通の不便さなどの課題を乗り越え、インバウンドによる活性化と輸出拡大という好循環につなげる地域が増えてほしい」と話している。

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