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知育玩具を持つエド・インターの楢井貴博社長=尼崎市長洲西通1
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知育玩具を持つエド・インターの楢井貴博社長=尼崎市長洲西通1

 知能の発達を促すためのおもちゃ「知育玩具」を企画・販売するエド・インター(兵庫県尼崎市)は、初めての自社工場をベトナムに開設し、生産を始めた。幼児教室として創業し、玩具も世に送り出すようになったユニークな歴史を持つが、これまで製造はもっぱら海外業者に委託していた。細部にこだわる玩具づくりを追求するため、メーカーへの業態転換を図る。(長尾亮太)

 就学前の子ども向け学習教室として1988年に創業。受講生に限らず幅広い幼児の発達を後押ししようと、94年に知育玩具の企画・販売に乗り出した。

 当時、国内で流通する知育玩具は1万円近くする欧州製の高級品が多かった。それを数千円に抑えられないかと思い、台湾とタイの業者への製造委託から始め、その後、委託先に中国やベトナムの業者を加えた。

 「こんな玩具がほしい」という教室スタッフのアイデアを基に開発し、実際に幼児に使ってもらいながら完成させる。約70種類を展開する玩具は、温かみを感じられる木製にこだわる。部品を手で組み合わせながら課題を解く商品シリーズなどが人気という。

 主な製造委託先である中国の人件費上昇に伴い、従来の費用で品質を維持することが難しくなり、製造拠点の移転を模索。技能習得に熱心な若い従業員を確保しやすいベトナムを選んだ。原材料調達や製造の方法をすべて管理するために、自社工場にこだわった。

 新工場は昨年7月に稼働。同国南部で広さ約2千平方メートル。売れ筋を中心に全商品の2割を生産しており、今後7割まで引き上げる計画。約40人の工場従業員も年内に倍増させるという。

 現地に駐在する楢井(ならい)貴博社長は「素材の良さや品質で選ばれるようにブランドを磨き、欧州や米国など海外市場も開拓したい」と話す。

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