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軽トラックに居住部分を取り付けた「トラベルハウス」を製造する林和宏さん(右)と、販売する武智剛さん=神戸市中央区生田町2
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軽トラックに居住部分を取り付けた「トラベルハウス」を製造する林和宏さん(右)と、販売する武智剛さん=神戸市中央区生田町2
トラベルハウスの内部。作業台は取り外すことができ、布団やソファを敷くなどのアレンジが可能だ
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トラベルハウスの内部。作業台は取り外すことができ、布団やソファを敷くなどのアレンジが可能だ

 「旅する家」で気の向くままに-。神戸などの会社が、軽トラックの荷台に居住部分を取り付け、キャンピングカー仕様に改造するサービスを始めた。駐車して寝るだけなら、最大4人が足を伸ばして快適に過ごすことができる。長期の車中泊もできることから、災害時の利用にも期待がかかる。(横田良平)

 住宅機器卸売業のJUSETZ(住設)マーケティング(神戸市灘区)と、建築業の林創建(大阪府茨木市)が連携。「トラベルハウス」の名称で居住部分の販売を始めた。

 林創建の林和宏社長(53)が工事現場で休憩中、軽トラの荷台で昼寝をして「結構広い」と感じたのが開発のきっかけ。20代の頃から、バンや小型バスの内部を改装し、独自のキャンピングカーを造るのが趣味だった。今回も遊び心で居住部分を造ったところ、取引先のJUSETZの武智剛社長(36)の目に留まり、販売まで行き着いた。

 キャンピングカー市場は拡大しており、車両を含めた価格は300万~1千万円が相場。林さんの試作では居住部分だけで約300万円かかり、課題はコスト削減だった。武智さんが資材を一括納入し、林創建の倉庫で遊んでいた設備をフル活用。量産化で無駄を省き、価格を3分の1以下に抑えた。

 居住部分は、一部が軽トラの運転席上部に張り出すL字形。内寸は長さ最大2・9メートル、高さ1・7メートル、幅1・25メートル。セミダブルサイズのマットが敷け、上部に仕切り板を付けると“2段ベッド”になる。サブバッテリーなどを付ければ、テレビや電子レンジも使用できる。居住部分のサイズや積載重量も、道路交通法で定める範囲内に抑えた。

 販売エリアは関西を想定していたが、全国から問い合わせが相次ぎ、現在、ほぼフル生産。昨年4月の熊本地震では車中泊によるエコノミークラス症候群が問題になり、災害時の利用にも関心が寄せられているという。

 「自分が欲しい『最高の住宅』を載せた」と林さん。武智さんは「住宅を売るように保証も付けた。完全受注生産で、それぞれの夢を形にしたい」と話す。

 標準価格は98万円(税抜き)。トラベルハウス0120・060・999

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