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世界文化遺産・国宝姫路城の近くに立つヤマトヤシキの姫路店=31日午後、姫路市二階町(撮影・山崎 竜)
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世界文化遺産・国宝姫路城の近くに立つヤマトヤシキの姫路店=31日午後、姫路市二階町(撮影・山崎 竜)

 免税店大手のラオックス(東京)は31日、老舗百貨店のヤマトヤシキ(兵庫県姫路市)の新株予約権を計7億円で取得した、と発表した。権利を全て行使した場合の議決権比率は79・6%に上り、ヤマトヤシキはラオックス傘下に入ることになる。当面は商品供給などで協力する形にとどまり、姫路、加古川の両店は「ヤマトヤシキ」の屋号で営業を続ける。

 ラオックスが同日付で、ヤマトヤシキの新株予約権付き社債を3億円、新株予約権を4億円でそれぞれ引き受けた。社債の償還期日は2020年8月31日。ラオックスは「権利は行使する方針で、時期は経営環境を踏まえて決める」とした。一方、新株予約権の行使期限は19年夏ごろとみられ、ヤマトヤシキの経営権は2年以内にラオックスに移る公算だ。

 ラオックスは当面、家電や婦人靴などの自社製品を両店に供給する。姫路店は、16年に過去最高の訪日客(インバウンド)が入場した姫路城に近く、改装などで集客力を強化する方針。加古川店も「既存施設を有効に活用する」とした。

 ラオックスはこれまで、婦人靴メーカーやタクシー会社などを傘下に収めてきたが、「買収先の全従業員を引き継いできた」と強調した。

 ヤマトヤシキは15年、業績不振で創業家が経営の一線から退いた後、投資ファンド「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」が事業再生を進めていた。(井上太郎)

【ラオックス】 免税店の国内大手。前身の母体が1930(昭和5)年に創業。99年東証2部に上場し、中堅の家電量販店に成長した。2009年、中国の大手家電量販店に傘下入りした後、本格的に免税店を展開。現在は全国44店舗。15年に大丸神戸店(神戸市中央区)内に出店したが、8月27日に閉店。兵庫県内に店舗はない。16年12月期の連結売上高は627億円。

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