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 新日鉄住金(東京)は、広畑製鉄所(兵庫県姫路市)の全製造ラインを柵で囲む安全投資に踏み切る考えを明らかにした。本年度から数年かけて整備する。投資額は非公表だが、数十億円規模に上るとみられる。経験の少ない若手社員が増えていることに対応する。大がかりな安全投資は、製鉄所のような大規模事業所では珍しい。

 鉄鋼の塊を作る製鋼工場や、それを薄板に加工する圧延工場、表面処理を施すめっき工場など、全てを対象にする。ラインによっては、柵の総延長が2~4キロになるところもある。

 従業員の事故を防ぐため、同社は停止ボタンを押してラインを止めてから製造装置に近づくよう決めている。ただ、押し忘れて事故につながる可能性もあるため、装置を止めないと柵に設けたドアが開かないようにする。

 鉄鋼業は現場で扱う製品が大きく重いため、小さなミスが重大な災害につながる。ラインを柵で囲むのは欧州の製鉄所では一般的だが、熟練工が多い日本では導入が遅れているという。広畑製鉄所以外にも、同社の全製造拠点で進める。

 同製鉄所の敷地面積は約600万平方メートル、建物面積は約88万平方メートル。同社の社員だけで1200人、協力会社を含めると5千人が働く。(高見雄樹)

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