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 神戸製鋼所(神戸市中央区)は12日、溶けた鉄から不純物を取り除く「脱りん炉」を加古川製鉄所(加古川市)に新設したと発表した。これで、総額1045億円を投じて製品の競争力アップを目指す一連の投資が完了。同社は10月末に神戸製鉄所(神戸市灘区)で鉄鉱石から鉄を取り出す高炉を止める予定で、加古川に集約する準備が整った。

 加古川製鉄所で2基目となる脱りん炉の新設には90億円を投じた。同製鉄所は年間約660万トンの鉄を生産しており、その全てを脱りん処理できる。生産効率が上がり、年間約20億円のコスト削減につながる。

 脱りん処理は、自動車向けの高級鋼などをつくるために欠かせない工程。これまでは溶けた鉄を運ぶ貨車の中などで処理してきたが、専用施設を使うことで処理のスピードアップが期待されている。

 神戸製鉄所では、小型で生産効率が低い高炉や、溶けた鉄を固めて半製品をつくる「上工程」と呼ばれる作業も10月末で廃止する。上工程を加古川に集約することで、新設した脱りん炉を含め年間230億円のコスト削減を見込んでいる。(高見雄樹)

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