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開業した「アディダス・フットウェアラボ」。式典後に、契約する陸上の福士加代子選手とラグビーの山下楽平選手による対談もあった=神戸市長田区一番町(撮影・大山伸一郎)
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開業した「アディダス・フットウェアラボ」。式典後に、契約する陸上の福士加代子選手とラグビーの山下楽平選手による対談もあった=神戸市長田区一番町(撮影・大山伸一郎)
大森敏明氏が手掛けたシューズや足型などが並ぶ展示スペース=神戸市長田区一番町(撮影・大山伸一郎)
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大森敏明氏が手掛けたシューズや足型などが並ぶ展示スペース=神戸市長田区一番町(撮影・大山伸一郎)

 スポーツ用品世界2位のアディダスは、日本で初めてとなるシューズの研究開発拠点を神戸市長田区に開設し、4日から業務を始めた。国内外で市販する新製品を開発するほか、2020年の東京五輪や19年のラグビーワールドカップ(W杯)に向け、契約選手へのオーダーメード機能を強化する。(井上太郎)

 日本法人のアディダス・ジャパン(東京)が開設した「アディダス・フットウェアラボ」。4階建てビルの地下1階~地上2階に入居し、延べ床面積は約900平方メートル。世界最先端の計測器や製靴機器をそろえ、主に新商品の木型開発や、パターン作成を担う。

 アディダスの本社があるドイツ以外では初の本格開発拠点。ほかの工程は引き続きドイツで行うが、靴作りの肝になる重要工程を神戸で手掛けることになる。一方、神戸市は日本法人の本社機能の一部移転とみなし、今年から3年間、賃料の4分の1を補助する。

 同社の世界的なヒット商品である軽量化シューズ「アディゼロ」シリーズの生みの親、靴職人の大森敏明氏(73)が近くに工房を構えていることが、神戸開設の決め手となった。大森氏はオニツカ(現アシックス)出身で1969年に独立後、99年からアディダス・ジャパンの事業に携わる。新施設では開発を監修する「ディレクター」に就き、後進の指導、育成も進めるという。

 東京五輪・パラリンピックに向けて需要増が見込まれるスポーツ用品は、開発競争の激化が必至。4日の開業式典でアディダス・ジャパンのトーマス・サイラー副社長は「大森氏とのパートナーシップを強化し、世界を引っ張るスポーツブランドとして技術革新を追求していくための重要な施設だ」と述べた。大森氏も「靴産業が集積する長田で50年間仕事をした経験から、材料や職人の質まであらゆる面で最高の立地だと思う」と歓迎した。

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