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神戸製鋼所が石炭火力発電所の増設を計画している神戸製鉄所=神戸市灘区
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神戸製鋼所が石炭火力発電所の増設を計画している神戸製鉄所=神戸市灘区

 アルミや銅製品、さらには鉄粉製品と不正の対象が拡大する様相の神戸製鋼所データ改ざん問題は、神戸製鉄所(神戸市灘区)で計画している石炭火力発電所増設計画の審査にも波及した。環境アセスメントで、同社が提出した環境への影響を示すデータを兵庫県や神戸、芦屋両市の審査会などが審議しているが、兵庫県は「信頼性が損なわれた」として、審議をいったん延期し、データを精査する方針を示した。

 環境影響評価法などに基づき、専門家らでつくる審査会などの答申を経て、各首長が意見を出す。神戸、芦屋両市の市長意見は11月15日、県知事意見は来年1月12日が期限で、手続きは最終段階を迎えつつある。

 県環境影響評価室の担当者は「今後の検証方法は検討段階で、どれぐらい時間を要するか分からない」と困惑。環境省は「今回のような事例では、意見提出期限の延長について法令に明記されていない」とし「環境アセスメントは信頼のもとに成り立つ。神鋼は県側の意向を真摯(しんし)に受け止め、説明責任をしっかり果たしてほしい」とする。

 20日の公聴会が延期になり、芦屋市は「対応は決まっていない」とする。神戸市も対応は検討中という。同市の環境影響評価審査会では「求めていたデータが示されていない」などとして同社の説明姿勢に度々、疑問の声が上がっていた。

 データ改ざん問題が表面化し「神戸公害患者と家族の会」など8団体も10日、「不都合な事実を秘匿し続ける(同社の)体質」は「周辺住民からの信頼を著しく損なう」などとし、同社が提出したデータについて第三者による検証をし、環境アセスの審査を一時停止するよう求めていた。(小林伸哉)

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